「琴似駅前内科クリニック」ウェブサイト

ピロリ菌除菌治療に特化した専門外来を常設し治療プログラムの実施

ピロリ菌とは胃の粘膜に住んでいる細菌で、正式にはヘリコバクター・ピロリ菌という名前です。ピロリ菌は細長いらせん状の体で、片側に数本のヒゲがあります。このヒゲを高速で回転させることで動くことができるのですが、その際に胃の粘膜や壁も傷つけてしまうのです。この傷により、胃の壁が胃酸に弱くなってしまいます。ピロリ菌がいると胃がんや胃潰瘍に罹りやすくなると言われているのはそのためです。

ピロリ菌の感染経路ははっきりと分かっていませんが、上下水道があまり普及していなかった世代の人の感染率が高くなっています。そのため、乳幼児期の衛生環境と何らかの関係があると考えられています。ピロリ菌の感染者は日本に約6,000万人いると推測されており、自覚症状がないことがほとんどです。

ピロリ菌に感染すると慢性胃炎や胃潰瘍、十二指腸が起こります。さらに胃がんはほとんどが慢性胃炎から起こっていますので、ピロリ菌の除去は胃がんの対策として有効です。琴似駅前内科クリニックのピロリ菌専門外来では、ピロリ菌の除菌を行っています。ピロリ菌除菌を保険診療で行うためには、内視鏡検査を行って「胃がんがないこと」「ピロリ菌感染による慢性萎縮性胃炎があること」を確認する必要があります。クリニックでは自費診療による除菌も可能です。

ピロリ菌除除菌の方法は内服薬です。1次除菌で完全な除菌ができなかった場合は、半年ほどあけてから2次除菌を実施します。

ピロリ菌除菌は若いうちに行うほど胃がん予防の効果が高いとされています。一度、クリニックでの検査を受けてみてはいかがでしょうか。